頭皮ケアの基礎知識

頭皮からフケが出る
メカニズム

髪や頭皮を清潔にしているのに、ぱらぱらと落ちる白いフケ。
濃い色の服を着た日は、肩にフケがついていないか気になってしまいます。
なぜ、頭皮からフケがでるのでしょうか?そのメカニズムについて解説します。

フケとは?

フケは古くなった頭皮の角質層が皮膚への表面へ押し出され、自然に剥がれたものです。体から出る垢と同じようなもので、誰の頭皮にも発生します。フケは、不潔にしていると出ると思われがちですが、清潔にしていても出るものなのです。ただし、健康な頭皮の場合、剥がれる角質層は肉眼で確認できないほど小さいため、気になりません。角質層が目に見えるほどの大きさで、フケと認識できるということは、頭皮が傷んでいるサインでもあります。

フケが出るメカニズム

人間の頭皮は、通常28日周期で新陳代謝(ターンオーバー)を繰り返しています。まず、14日間で表皮の一番下の細胞が角化細胞に成長。さらに、14日間をかけて垢となり、少しずつ剥がれ落ちます。ところが、ターンオーバーの周期が早まると、細胞が未熟なまま大きく剥がれ落ちることに。これが、目に見えるフケです。

頭皮のターンオーバーは、頭皮から分泌される皮脂、誰の皮膚にも生息している常在菌「マラセチア菌」、個人の肌質のバランスによって保たれています。(個人の肌質とは、常在菌が排出する脂肪酸に刺激を受けやすい肌質のことを指します。)この3つのバランスがくずれると、頭皮のターンオーバーが乱れて周期が早まり、フケが発生しやすくなるのです。

頭皮のターンオーバーを乱す主な要因

皮脂とマラセチア菌、肌質の三角関係がくずれると、頭皮のターンオーバーが乱れてしまい、フケが出ます。この3つのバランスをくずす主な要因には、次のようなことが挙げられます。

●紫外線などによる頭皮の傷み
直射日光や強い紫外線を浴びることで、頭皮が傷つきます。

●頭皮の不潔
洗髪をするのが数日に1回と少ない場合は、頭皮が不潔になり、頭皮環境が悪くなります。

●まちがった頭皮の洗い方
フケが気になるからと、強くブラッシングしたり、爪を立ててシャンプーをしたりすると、頭皮を傷つけてしまいます。また、1日に何回も洗髪すると、頭皮に必要な油分まで取り除いてしまい、頭皮トラブルを起こすことがあります。

●シャンプーの洗い残しによる頭皮への刺激
洗髪の際、すすぎ不足により頭皮にシャンプー剤が残ると、頭皮が刺激されて炎症を起こしたり、菌が繁殖したりします。フケを防ぐシャンプーの方法について詳しくは『フケを防ぐためのシャンプー方法』をご覧ください。

●生活習慣の乱れ
油分を取りすぎるなどの栄養バランスが悪い食生活や、睡眠不足、ストレスなど、日常生活が乱れ体調が悪い場合、ターンオーバーが正常に行なわれません。

フケの正体は、頭皮の古い角質層です。また、頭皮が正常にターンオーバーできなくなると、フケが発生するということもわかりました。フケが気になる場合は、ターンオーバーが乱れる原因をチェックして、日常生活を見直してみましょう。