頭皮ケアの基礎知識

さまざまある抜け毛の原因

髪の毛は、毎日ある程度自然に抜けるものです。抜け毛の本数を数えている人はあまりいないと思いますが、最近急に抜け毛が増えたと感じたり、抜け毛が増えたまま減らないときは、注意が必要かもしれません。抜け毛を引き起こす原因はたくさんありますが、体内から作用する内的要因と、直接頭皮に影響を与える外的要因に分けることができます。

抜け毛を引き起こす内的要因

抜け毛の内的要因には、生活習慣を見直すことで改善できるものもあります。どのような要因があるのか、見ていきましょう。

●ホルモンの影響
男性ホルモンが原因の抜け毛を、「AGA(Androgenetic Alopecia)」または「男性型脱毛症」と呼びます。AGAは、DHT(ジヒドロテストステロン)と呼ばれる活性型男性ホルモンによって発症。DHTは、男性の生殖機能にかかわるホルモン「テストステロン」が、5αリダクターゼという酵素と結びつくことによって作られます。DHTは、通常2~6年ある髪の成長期を、数か月から1年ほどに短くしてしまう原因となります。これにより、十分に成長しきれない未熟な毛が増え、頭髪が全体的に薄くなってしまったり、髪が抜けやすくなります。

●食生活の乱れ
健康な髪をキープするためには、髪の主要成分であるケラチンというタンパク質のほか、ケラチンを合成するビタミンB6、ミネラルなどが必要です。外食やコンビニ食などが多いと、栄養のバランスがくずれてしまい、抜け毛につながります。

●質の悪い睡眠
髪が成長するために必要な成長ホルモンは、睡眠中、特に入眠してから3時間の間に多く分泌されます。なかなか寝つけない、眠りが浅いなど睡眠の質が悪いと、髪の成長を妨げてしまいます。

●飲酒・喫煙
アルコールを過度に摂取すると、血液の循環が悪くなり、髪の毛に栄養が届きにくくなります。また、たばこを吸うと血管が収縮されるため、頭皮の血流が悪くなり、抜け毛が発生します。

●ストレス
強いストレス受けると、自律神経のバランスがくずれて血管が収縮し、血流が悪くなります。そのため、髪の毛の成長に必要な栄養が毛根まで行き届かなくなり、抜け毛が起こります。

抜け毛を引き起こす外的要因

ふだん何気なく行っていることが、抜け毛の外的要因になる場合もあります。

●間違った頭皮ケア
頭皮ケアにもいろいろありますが、意外に間違っているのがシャンプーの方法です。皮脂や汚れを取り除こうと爪を立てたり、強くこすったりすると、頭皮が傷ついて毛根を傷め、脱毛の原因となります。

●紫外線の影響
強い紫外線を浴びると、頭皮の毛母細胞がダメージを受けるため、髪の毛が抜け落ちることがあります。

抜け毛はさまざまな原因によって起こりますが、生活習慣を見直すことで改善できる場合もあります。抜け毛が気になり始めたら、まずは原因をチェックしてみましょう。