頭皮ケアの基礎知識

頭皮のかゆみ・フケは
菌が原因かも?

頭皮のかゆみやフケの原因のひとつに、「菌」の繁殖が考えられます。頭皮の菌とは、いったいどのようなものなのでしょうか。頭皮のかゆみ・フケと菌の関係について解説した後、菌の繁殖を抑える方法を紹介します。

頭皮の常在菌とフケ・かゆみとの関係

人間の皮膚には、たくさんの種類の「常在菌」が存在しています。その中でも、頭皮のフケやかゆみの原因になる菌の働きについて見ていきましょう。

●皮膚の常在菌「マラセチア菌」
誰の頭皮にも潜んでいる、皮膚の常在菌のひとつ「マラセチア菌」。マラセチア菌自体は、頭皮トラブルを引き起こすものではありません。ただし、頭皮に余分な皮脂がたまると、マラセチア菌の活動が活発になり、皮脂が脂肪酸に分解されます。脂肪酸は地肌に刺激を与えるため、ターンオーバー(新陳代謝)のサイクルが早まることに。すると、頭皮の細胞片が未熟なまま剥がれてしまうため、肌のバリア機能が低下します。このようなメカニズムによって、頭皮が外からの刺激に弱くなり、かゆみやフケなどのトラブルにつながっていくのです。このマラセチア菌が原因のフケやかゆみは、菌の繁殖を抑えることで症状を緩和させることができます。

菌の繁殖を抑える方法

フケを抑える効果をもつ薬用シャンプーの中には、マラセチア菌の繁殖を抑える抗真菌成分や抗炎症成分などの、有効成分が配合された製品があります。頭皮がベタつきやすい人は使ってみるとよいでしょう。

※シャンプー剤の選び方など、詳しくは『頭皮環境を整えるための頭皮ケア』をご覧ください。

ただし、薬用シャンプーを使用してもフケやかゆみが収まらないときは、マラセチア菌以外の原因も考えられます。この場合には、かゆみが治まるまで使用は控えましょう。また、ある程度対処しても改善しないとき、かゆみが強いときは、自分だけでなんとかしようとせず、一度皮膚科を受診することをおすすめします。