頭皮ケアの基礎知識

頭皮が臭いのは加齢臭?

頭皮のにおいにはさまざまな原因がありますが、加齢臭も原因の一つと考えられています。若い頃にはなく、中年になると発生する独特の不快なにおい。生理現象とはいえ、加齢臭を防ぐ方法はあるのでしょうか。その可能性についても解説します。

加齢臭は頭皮からも発生する

加齢臭は、体のどの部位から出るにおいなのでしょうか。加齢臭はさまざまな部位から発生しますが、共通しているのは皮脂の分泌が多い部位だということです。加齢臭が発生する流れを見ていきましょう。

●加齢臭の原因となる「ノネナール」
加齢臭は、皮脂腺から分泌された皮脂が変化することによって出てきます。頭皮にはたくさんの皮脂腺があるため、加齢臭は頭皮からも発生します。加齢臭の原因となるのは、「ノネナール」と呼ばれる物質。ノネナールは、皮膚に潜む常在菌がヘキサセデン酸を分解することで発生します。ヘキサセデン酸は皮脂に含まれている成分で、40歳を過ぎる頃から増加。年齢とともにノネナールが大量に生成されていきます。ノネナールと皮脂は切っても切れない関係。頭皮をはじめ、体の中でも脂っぽくなりやすい部位は、予防が大切です。

頭皮の加齢臭を防ぐ方法

頭皮からの加齢臭を防ぐためには、加齢臭の原因となるノネナールを減らす必要があります。ノネナールの発生には皮脂が関係しているため、洗髪して余分な皮脂を取り除くことで、ある程度防ぐことができます。ただし、皮脂を必要以上に落としすぎないよう、洗髪は1日1回に留めましょう。また、洗髪しないで寝てしまうと雑菌が繁殖しやすくなるため、洗髪は朝より夜がおすすめです。間違った頭皮ケアは、加齢臭を弱めるどころか強くしてしまうこともあります。

※正しい頭皮ケアについて、詳しくは『頭皮のにおいを悪化させない方法』をご覧ください。

40歳を過ぎると、代謝が低下し、さらに抗酸化力が衰えてくるため、ノネナールが生成されやすくなります。ノネナールの生成を防ぐためには、内側からの対策も大切です。ほうれん草やかぼちゃなど、抗酸化作用の強いビタミンCやEを含む食品を積極的にとるようにしましょう。赤ワインに多いポリフェノールやお茶に含まれるカテキンにも、抗酸化作用があります。また、肉類やバター、チーズといった動物性脂肪を多く含む食品は、体内で酸化してにおいを発生させます。とり過ぎないように気をつけましょう。

中年になると気になり始める加齢臭は、頭皮からも発生することがわかりました。周囲から、「頭皮が臭い」と言われないために、正しい洗髪方法を知り、食生活も見直しましょう。